第26回党大会で発言

相手がどんどん話せる「集い」成功が自力の源

和歌山 高田由一代議員

 

 みなさん、こんにちは。(「こんにちは」の声)

 和歌山県の西牟婁郡という片田舎で県会議員をしております高田由一と申します。

 決議案を支持する立場で、「党を語る集い」を通じて党勢拡大を進めたこと、次のいっせい地方選挙で、和歌山県議の議席増と定数2の西牟婁郡区での再選をめざした活動について発言します。

 私の活動している、和歌山の紀南地方西牟婁郡は3つの町があります。有権者は、36000人、高齢化率は30%を超える過疎がすすむ地域です。

 昨年の新春党旗びらきの志位委員長のあいさつで、国政選挙で3回連続して得票を伸ばした自治体が全国で17あり、そのなかで一番伸ばしているのが地元の白浜町ととりあげられ、地元の私たちは、そんなことは知りませんでした(笑い)。びっくりした次第です。

 もちろん地元の党員たちは喜んだのですが、私は素直に喜べませんでした。あそこまで話にとりあげられたら次の今度の参議院選挙では絶対に減らせない(笑い)、もし減らしたら、「お前は何をしやったんだ」ということになると(笑い)、たいへんなプレッシャーになりました。しかし、昨年の参議院選挙では、なんとかがんばって得票を伸ばし、比例の得票率で12%以上、選挙区では24%を獲得することができました。(拍手)

 ”全国で参議院選挙は伸ばしているのだから伸びてもあたり前じゃないか”といわれそうですが、和歌山の南のほうの田舎というのは、自民党が強いのです。参議院では、地元の白浜出身者が自民党の比例代表候補だったこともあって、自民党は総選挙比で50%もの票を上積みしました。そういうなかで、まさに「自共対決」の選挙のなかで得票を増やしたことは、ほんとうにこれは自力がついてきたと実感しています。地元の党員や支持者、またいつも党員を叱咤激励してくださっている後援会のみなさんのおかげで発言することができました。この場をお借りして、お礼を申し上げたいと思います。(笑い、拍手)

 この自力の源は、ここ10年間、第25回党大会の前からとりくんできた「党を語る集い」です。なぜ10年も前から「集い」をやってきたのかというと、これは私が2期目をめざした2003年の県議会議員選挙で落選したことについて、痛烈に反省をしたことがきっかけです。第25回大会後のこの4年間でみますと、有権者36000人の西牟婁郡区で150回の「集い」をおこない、2417人の参加者、そしてそのとりくみの中で拡大した党員が94人となって、有権者比1%以上の党勢を築いています。いま「大運動」期間中に、せめてあと6人を増やして、きりのいい100人にしたいと、地元ではがんばってくれています。よろしくお願いします。(笑い)

 「集い」の効能やいい点は、いまさらいうまでもないのですが、私の「集い」についての発言は、以前、党本部でおこなわれた08年の会議のパンフレットにも書かれていますので、ご購入ください。(笑い)

 とくにこの場で「集い」のことで発言したいのは、ほんまに成功したなと思う「集い」というのは、こちらが用意した話の半分もできないときです。参加してくれた方がどんどん突っ込みを入れてくれたり、質問をしてくれたりして、話がほんとうにぐちゃぐちゃになるのですが(笑い)、しかし参加した方は、本音で政治の話ができて大満足ですから、次をやっても必ず来てくれます。だんだんと共産党のファンになってくれます「集い」の要点は、こちらがしゃべるのではなくて、相手にしゃべってもらうことです、そこから党員や読者が増え、後援会も世帯比で2割を超えて組織できています。

 また、生活相談の活動も影響が大きくて、私の西牟婁郡では3つの町にそれぞれ生活相談所を開設していて、支部や町議らと連携し、気軽に相談できるようにしていて、そのなかで入党という方も大勢いらっしゃいます。

 さて、こういう活動をすすめるなかで、来年はいっせい地方選挙です。

 和歌山県の知事は先日、米軍のオスプレイが県の防災訓練に参加することを歓迎すると表明しました。”南海地震が起こったら和歌山も米軍のトモダチ作戦で助けてもらえるのだから、使えるものはなんでも使えばいい”というこというわけです。しかし、沖縄県民が全県あげて反対しているオスプレイを災害に役立つからという理由で、大歓迎するというのは、結局これは安倍内閣といっしょになって和歌山県が沖縄に基地負担をおしつけることになるものです。沖縄の県民を踏みつけにする米軍は、私たちのトモダチでもなんでもないということをはっきりさせる必要があると思います。(拍手)

 こんな県政を変えるために、秋の県知事選挙でがんばるととともに、和歌山ではオール与党の県議会は自民党が42人の県会全体のうち28人を占めています。この壁を破るために、現在4人のわが党県議団を、確実に第2会派の地位がとれる6人以上の県議団にしたいと考えています。そのためにも、定数2の私の西牟婁郡区で、前回もぎとったこの議席を死守しなければなりませんし、来年の県議選まで郡内であと100人ちょっとの党員を増やして、前回たたかったときの、1.5倍の党員、有権者比で1.3%の党員にして選挙をたたかいたいと考えています。その活動にがんばることを表明して、私の発言とします。ともにがんばりましょう。

 

雑誌「前衛」臨時増刊号 P271に掲載

 

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